
相続お役立ちコラム
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行き過ぎた節税対策で問題が起きることも!?知っておきたい相続税対策のポイント
相続税対策とリスク管理 生前対策を考えられる方の中には、相続税対策についても関心を持たれる方も少なからずいらっしゃいます。 実際に弁護士も相談を受けることはあるのですが、ここで、ひとつ知っておいていただきたいことがあります。 それは、相続税対策についてはリスクの高い「攻めの相続対策」と比較的安全だといわれている「守りの相続対策」があるということ...
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寄与分・特別寄与料を認めてもらうのは難しい?お世話になった家族に上手に財産を残す方法とは
介護や家業の手伝いを通じて特にお世話になった家族がいる場合、財産を多く残してあげたいと考える方もいるのではないのでしょうか。 また、逆に家族側にも「遺産分割で考慮してもらわないと、不公平だ」と考える方がいるかもしれません。 こうした家族の被相続人に対する貢献に報いる制度として用意されたのが寄与分や特別寄与料です。 これは被相続人の財産の維持・増加に貢献した親...
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親の遺産を兄弟が使い込んだ!?争族トラブルの現実と実際
相続トラブルの中でも、特に多いのが「遺産の使い込み」に関するトラブル 相続人の誰かに使い込み疑惑が持ち上がった場合、当事者同士の話し合いだけで解決するのは困難です。 必要な証拠を集めるなどして、冷静に対処する必要があります。 意外に多い!?遺産の使い込みトラブル 相続ならぬ「争族」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。 相続...
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認知症がある場合に遺産を相続できるのか
家族の中に認知症の方がいる場合、相続時にトラブルになる可能性があります。認知症によって判断能力が低下した結果、相続の手続きを進めることができなくなるおそれがあるからです。 相続人になれる人・なれない人 相続人になれるのは、配偶者や子どもといった故人の家族です。そして認知症などが原因で判断能力が低下していても、生きていれば相続人になります。 相続...
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譲渡は特別受益にあたるか
相続人となった人は自分の相続分を誰かにあげることができます。しかし、相続人の間で相続分の譲渡を行った場合、後で遺留分や特別受益が問題になる可能性があります。特定の人の相続分を増やす目的で譲渡を行う場合は注意が必要かもしれません。 そもそも特別受益とは 特別受益とは、相続人同士の公平をはかるために設けられた制度です。 特定の相続人に対して遺贈や多...
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家族信託のメリット
認知症への備えとして、家族信託の利用を検討する人が増えています。認知症を発症した後に財産の管理を家族に任せられるのは安心感がありますね。今回は、家族信託を利用する前に知っておくべきメリットとデメリットも併せて紹介します。 家族信託のメリット 家族内で委託者から受託者に財産が信託され、受託者は委託内容に従ってその財産を管理・運用・処分します。一般...
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特別寄与料はどの程度認められるか
2018年の民法の改正により、相続人でなくても被相続人に特別な寄与をした人は、相続人に対して特別寄与料を請求できるようになりました。従来の寄与分という制度は相続人にのみ認められていたため(民法904条の2)、相続人以外の人が寄与分を主張あるいは請求できませんでしたが、被相続人の療養看護に尽くした人の貢献に報いるため、特別寄与料の制度が新設されたのです(民法1...
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代襲相続について図解で説明
代襲相続は相続人となる人が相続開始以前に死亡したり、相続欠格や相続廃除といった事由により相続権を失ったりした場合に、その子や孫などが相続する制度です。例として親を亡くした子が祖父母の遺産を相続することなどがあります。ここでは、代襲相続の事例と、代襲相続が発生した場合の注意点について図解を用いて詳しく解説します。 代襲相続とは 例...
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相続欠格と相続廃除について
推定相続人は、相続が開始する前の段階で「相続人になる予定の人」のことを言います。配偶者は常に相続人で、第一順位が子、第二順位が親、第三順位が兄弟姉妹となりますが、相続欠格や相続廃除により推定相続人にならないケースもあります。では、どのような事由があれば相続欠格に該当するのか、相続廃除との違いも含めて詳しくご紹介します。 相続欠格とは 相続人とし...
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年金も相続財産に含まれるか
相続が発生した場合、故人がもらっていた年金はどうなるのでしょうか。故人のもらっていた年金は相続財産には含まれませんが、加入していた年金の種類によっては「みなし相続財産」として相続税が発生することもあります。ここでは、相続が発生した場合の年金の扱いや必要となる手続きについて簡単にご紹介します。 相続財産になるもの・ならないもの 相続が起きると、故...