
相続お役立ちコラム
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【士業プロフェッショナル 2022年版】に掲載されました
書籍掲載のお知らせ 士業プロフェッショナル 2022年版に掲載されました。 依頼者の気持ちをなによりも尊重する相続案件の事件処理を心がけております。 ぜひご確認お願いいたします。(クリックで拡大します)...
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相続が発生した場合の年金手続きについて
人が亡くなるとさまざまな手続きが必要になります。特に故人が年金受給者だった場合、亡くなった後は速やかに死亡届を提出しなければなりません。 これを怠ったまま年金の支給を受けていると、不正時給とみなされ返還義務が生じたり、悪質なケースでは刑法上の詐欺罪を犯してしまうことになりかねません。そのため、相続手続きと併せて年金手続きもできるだけ早く済ませたいものです。...
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相続権を奪うことは可能でしょうか?
遺産相続時に兄弟が不仲だったり、親とトラブルになった子がいたりすると「遺産を相続させたくない」と思うことがあるかもしれません。そのようなとき、特定の相続人の相続権を奪うことはできるのでしょうか。 結論から申し上げると法律上、相続権を「奪う」ことは可能です。しかし、相続権は法律上保障された権利であり、それをはく奪するには一定の要件を満たす必要があります。 &...
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最新判例解説
遺言書に記載された日付と実際の作成日がズレている場合の遺言は無効?0最新判例(令和3年1月18日判決)を読む 有効な遺言書を作成するためには、遺言を作成した日付を正確に記入する必要があります。遺言書に記載された遺言の作成日と、実際の作成日が異なる遺言書は原則として無効です。遺言には厳格な方式が定められているため、作成ルールから外れた遺言は原則として無効にせ...
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再転相続と相続放棄
相続が立て続けに起こった場合、法律上難しい問題が起きることがあります。そのひとつが再転相続です。特に、相続人にとって望ましくない相続がある場合には、相続放棄をめぐって問題になる可能性もあります。 再転相続とは何か 相続人には、故人の遺産を相続するかどうかを自由に決めることができます。借金の金額が資産より多かった場合のように、「かえって相続しない...
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弁護士が遺言を薦める理由
みなさまのなかには、「相続トラブルを避けるためには、遺言書を書いた方がよい」という話を聞いたことがある方も多いと思います。まさにそのとおりで、弁護士が遺言の作成をおすすめするのには、それ相応の理由があるのです。遺言を作成することには、相続トラブルが起きにくい、自分の意思をきちんと相続の内容に反映できるなど、さまざまなメリットがあります。 遺言の...
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葬儀費用は被相続人の口座から下ろしていいの?
手持ちのお金が足りない場合に、相続財産から葬儀費用を支払うことは認められるのでしょうか。今回の相続法改正によって始まった仮払制度を使えば、一応故人の財産の一部を使うことは認められます。ただし、制度を利用する際には注意点もあります。葬儀費用を相続財産でまかないたい場合には注意が必要かもしれません。 仮払制度とは 仮払制度とは、故人の預貯金の一部を...
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特別寄与料が認められる場合について
民法改正に伴い、新しく「特別寄与料」と呼ばれる制度が2019年7月に導入されました(民法1050条)。これは、介護などを通して生前の被相続人に特別の貢献をした相続人以外の親族について、相続人に対する金銭の請求を認める仕組みです。 特別寄与料とは 特別寄与料とは、相続人以外の親族で「被相続人に対して無償で療養看護その他の労務提供をしたことにより被...
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代襲相続人とは(範囲や割合について)
相続人となるはずの人が被相続人より先に亡くなってしまうケースがあります。このような場合において、亡くなった相続人の子どもが代わりに相続人となることはできないのでしょうか。民法では、一定の相続人について相続人の子どもが親の代わりに相続人となることを認めています。 代襲相続人とは 民法では、相続人になれる人は一定の親族に限定されています。たとえば、...
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特別受益の持ち戻しと免除について
相続人の中に生前贈与や遺贈を受けた人がいた場合、そのまま法定相続分や遺言にしたがって遺産を分けることがかえって不公平な結果を招くことがあります。こうした相続人間の不公平をなくすために設けられたのが、特別受益といわれる制度です。もっとも遺産はもともと亡くなった故人のものですので、その処分については故人の意思が尊重されます。故人があらかじめ意思表示をしていれば、...