遺産分割
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遺産分割協議後のやり直しは可能か
一般的に、遺産分割協議が終了したらやり直しができません。「一度は納得したけど、やっぱり自分に不利な遺産分けだったからやり直したい」といった事情ではやり直しはできないのです。 ただ、事情によっては例外的に遺産分割協議をやり直すこともできます。それは、相続人全員の合意があることと、法律上のルールを守られずに遺産分割協議が行われた場合です。ここでは、遺産分割協議...
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遺産分割協議書はなぜ作成が必要?
相続が発生したときに、相続人同士で遺産分割協議を行い、話し合った内容を遺産分割協議書に書き残しておく必要があります。ただ、「うちはまとまった金額の遺産がない」「相続人同士が仲良く、揉め事も起きていない」などの理由で遺産分割協議書の作成は必要ないと感じる人は少なくありません。 確かに、遺産分割協議書は法律上の作成義務はなく、絶対に作成なければいけないものでは...
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ペットへの遺産分割は認められるか
ペットは大切な家族の一員です。しかし、自分のほかに面倒をみてくれる家族がいない場合、自分の死後にペットが幸せに生きていけるのかという問題が発生します。自分が亡くなった後のことを考えて、ペットに遺産を相続させてあげたいと願う人もいるのではないでしょうか。ここでは、大切なペットに財産を遺してあげるための方法について紹介します。 ペットに直接遺産をあ...
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配偶者の住居贈与は遺産分割の対象か
住み慣れたマイホームで最後まで過ごしたい。そう願っている方は少なくないのではないでしょうか。こうした願いを叶えるためにも一度考えておかなければならないのが、夫婦の一方が亡くなった際にマイホームをどうするのかということです。高額の評価となることも多い不動産は、相続時の扱いをめぐって相続人の間で問題になりがちです。マイホームの所有者となっている人が亡くなった場合...
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遺産分割前の預貯金払戻し制度について
相続法の改正により、これまでなかった新しい制度が次々とスタートしています。その1つが、預貯金の払い戻し制度です。この制度が始まったことで、遺族が遺産分割をする前の段階で故人名義の預貯金の一部を引き出せるようになりました。このコラムでは制度の概要や実際の手続き等について解説します。 以前の制度について 人が亡くなると、その財産は相続の対象となり、...
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遺産分割協議に参加できる相続人の範囲とは
相続人が複数人いる場合に行われる遺産分割協議では、被相続人の財産の分割方法を話し合いで自由に決められます。公平に財産を分け合うためにも大事な話し合いです。 協議には相続人が参加する必要がありますが、参加の範囲はどこまでなのでしょうか? そこで今回は遺産分割協議に参加できる相続人の範囲について解説します。 参加できるのは法定相続人全員 遺産分...
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生命保険は遺産分割の対象ですか?
遺産相続において、故人が多額の生命保険をかけていたというるケースは意外と多いものです。 しかし、生命保険が遺産分割の対象になるのか、どうやって取り扱えばいいのか分からないという方は多いでしょう。 そこで今回は、生命保険が遺産分割の対象になるのかご紹介しつつ、相続トラブルに発展しないためのポイントをご紹介していきます。 生命保険は遺産分割の対象になるの...
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銀行預金も遺産分割の対象ですか?
遺言を残さずに死亡してしまった場合、相続人同士の話し合い(遺産分割協議)によって遺産相続を行います。 遺産の中には銀行預金があることがほとんどですが、この銀行預金に対して2016年、これまでの考え方を変更する判断が示されました。 銀行預金も遺産分割の対象に含まれるとの最高裁の決定が出されたのです。 これにより遺産相続の進め方も大きく変わることとなります。 ...
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遺産分割協議のやり直しは可能か
1 遺産分割協議のやり直しは可能か? 相続発生に際して、遺言書がない場合や、あったとしてもそれにとらわれずに相続をする場合、相続人間で遺産分割協議をして、誰がどの遺産を相続するかを決めることになります。 遺産分割協議がまとまったあとに、相続人の方が、「遺産分割協議内容を変更したい」と思った場合に、遺産分割協議をやり直しはできるのでしょうか? ...
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子どもが小さいまま配偶者が亡くなった
子供が未成年でまだ幼い状態で配偶者である夫(妻)がなくなった場合、未成年の子供は法律行為を行う能力がないと判断されるため、遺産分割協議に参加することができません。そのため、法定代理人である「親」が代わりに遺産分割協議を行うこととなります。 ご両親のどちらかが存命なら、残された親子で遺産分割を行うのみで、大きな争いは起こらず、多くの場合は配偶...