相続・財産調査
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介護を頑張ったことは相続に関係しますか?
家族のひとりに介護が必要になった場合、特定の人に介護の負担が集中してしまうことがあります。 昔と比べて介護サービスなども充実している状況ではありますが、それでも「介護は大変だ」「苦労している」と感じている方もいるのではないでしょうか。 そこでよくあるのが、「介護をがんばったから遺産が多く欲しい」という相談です。 たしかに金銭的に報われるのであれば、モチベーシ...
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相続人調査と相続財産調査の必要性
人が亡くなった後、遺産を相続する相続人が遺産分けについて話し合う遺産分割協議が行われます。 遺産分割協議は被相続人のすべての遺産を把握した上で、相続人全員が集まって協議する必要があります。「相続人はうちの家族だけ」と思われるかもしれませんが、不動産や預貯金の名義変更や解約の手続をすることも見越すと、相続人調査をすることは必須となります。具体的には、被相続人...
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事業承継の進め方
自身が個人事業主や会社経営者の場合、財産の相続だけでなく会社を誰にどうやって引き継ぐかを考える必要があります。 「会社の引き継ぎ」すなわち事業承継は会社の存続にもかかわる重要な課題であり、経営者にとって最後の仕事とも言えます。 ここでは事業承継について親族内承継に焦点を当て、承継の流れや方法、メリット・デメリットや成功させるポイントをご紹介します。 事業...
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相続の相談は銀行にするとよいのか?
相続の相談先には税理士や弁護士、司法書士などいくつかありますが、銀行も相談窓口の一つです。 銀行は身近な金融機関であるだけに、どの専門家に相談していいのか分からない時には、頼りにしたくなる存在でしょう。 相続について、どの専門家に依頼するのがベストかは内容によりますが、銀行に相談するのが良いケースもあります。 他の専門家にはない、金融機関である銀行...
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二次相続とは
一般的に相続というと、配偶者や子どもに相続・分配されるイメージを持っている方も多いでしょう。これは1度目の相続ということで「一次相続」と呼ばれています。 残された配偶者も亡くなってしまった場合、子どもたちは2度目の相続にあたるので「二次相続」になります。 二次相続は一次相続と同様に、そのまま子どもへ相続されるのかと思いきや、実は一時相続とは違う部分もあ...
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被相続人が債務を残して亡くなった
亡くなった家族に借金・債務があることが判明した場合、どうしたらよいでしょうか。 亡くなった被相続人が抱えている借金・債務は死亡によって消滅することはなく、相続の対象になります。相続「財産」というと前向きなイメージがあるため、借金・債務などは負の財産、マイナスの財産などと呼ばれることがあります。 相続の開始にあたってまず把握すべきことは、そ...
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空き家を相続したい人がいない
全国的に空き家が増加していますが、空き家の増加により災害時の被害拡大や治安の悪化に繋がるという問題を抱えています。国土交通省の平成26年空家実態調査では、空き家となった住宅の取得要因の56.4%は「相続して取得」となっているため、相続という突発的なイベントによって誰もが空き家を抱える可能性があると言えるでしょう。 では、そのような状況に直面した際に、...
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相続人が誰もいない
もし被相続人に親族がおらず、配偶者や子といった相続人が誰もいない場合残された遺産はどうなるのでしょうか? 大事な遺産の使い道を自分の意思で決めておくことが大切ですが、その一つの手段として遺言書を遺しておくと言う選択肢もありますし、贈与、寄付といったことも可能です。一般的には、家庭裁判所が相続財産管理人を選定し、管理人が官報で相続人捜索の公告...
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胎児に相続権はありますか
妻の妊娠中に夫が若くして亡くなるというケースや,妻の妊娠中に夫と夫の両親が同時に事故で亡くなるというケースの場合,誰がどのように相続するのかが問題になります。 今回は、それらのケースについての相続人と法定相続分をご説明します。 1-1.妻の妊娠中に夫が亡くなった場合 民法886条は「胎児は、相続については、既に生まれたものとみな...